【レビュー】苦しかった時の話をしようか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

こんにちは!

こちらの書籍は、著者が就活に悩む娘を見て、伝えたいと思った内容が綴られています。

まず、全体的に文章の熱量が高い!
喜怒哀楽が読者にもありありと伝わります。

絶賛就活中の方、キャリアに悩んでいる方には非常によい書籍だと思います。
オススメです。


職能を活かせる会社の見極め方

避けた方が良いのは君にどんな職能が身につくのか想像がつかない会社だ。その会社の30歳前後の人に何人か、どんな職能を持っているか、今どんな権限で何の仕事をしているか、聞いてみたら良い。明快な答えが返ってこないのであれば、それはプロを育てない組織である可能性が高い。

この観点は新鮮だ!と感じました。

職能を重視する著者ならではの考え方。

自分が面接中の立場なら、自分のことにしか興味が持てず、相手の職能なんてものを気にしないと思います。
まして、その相手の返答から職能を育てるプロを育てる企業かどうかを見極める、なんて考えたことがありません。

なるほど!と思いました。

ただ、実践として、面接の逆質問で、
「あなたの職能は何ですか??(ドヤっ)」

と尋ねるのは、相手を困惑させることの方が多そうなので、少し柔らかな表現にするとよいのではないかと思います。

自分が尋ねるなら、
「数年、この企業で過ごしてみて、どんなスキルが身につきましたか?」
くらいがよいのではないでしょうか?

翻って、今の自分ならどう答えるのか?と考えてみます。
自分の場合は職種がはっきりしているので、答えられると思います。ただ、求職者が知りたいのは、「この企業で」という、企業の独自性の部分も重要であり、
一般的なスキルの部分は二の次でもよいかもしれません。

人が最も苦しいと感じる時は。。

人が最も苦しいのは、自己評価が極端に低くなっているとき。自分自身で自分の存在価値を疑う状況に追い込まれたときだ。周囲の塩評価も、自分で自分を疑い始める導入に過ぎない。

人が最も苦しいと感じる時は、自己評価が極端に低くなっているときというのは非常に共感するところです。
自分の過去の経験と照合してもそう感じます。一般的には、周囲の理解がないことが苦しいと思われがちですが、最後の砦である自分自身が自分の評価を低くしてしまうと最も苦しい

自分の場合は、自分の無力さを痛感した時、苦しさを感じた覚えがあります。やることなすこと何も上手くいかず、にっちもさっちもいかず、全てを投げ出したい気分になりました。


つまり「今日の自分は何をどう学んで昨日よりも賢くなったのか」、その1点を問える自分であればいい。「できない自分」ではなく「成長する自分」として、自分だけは自分自身を大いに認めてあげて欲しい。

このソリューションとしてコレが書かれている。これは声に出したくなる日本語です!!

成長する自分を認めてあげる。

他人がどーのこうの、社会がどーのこうの、というより、自分を評価してあげる。
自分の評価が極端に低くなるのを防ぐために、1日1日何かを学び、少しでも成長した、賢くなった自分を評価することが重要。

元気が出る言葉です。優しさの中に強さもあるような。。

最後まで読んでいただきありがとうございます!


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る