広告掲載募集中

JSTQB Foundation Levelの勉強法。生成AIで模試を自作して1ヶ月半で合格した話

JSTQB Foundation Levelの勉強法。生成AIで模試を自作して1ヶ月半で合格した話

こんにちは!@Ryo54388667です!☺️

普段は都内でエンジニアとして業務をしてます!主にTypeScriptやNext.jsといった技術を触っています。

先日、JSTQB Foundation Levelを受験して、無事合格することができました!🎉

今回は JSTQB Foundation Levelの勉強法 を紹介していきます!勉強期間は1ヶ月半ほど。対策本やアプリに加えて、Claude Codeで「作問エンジン」を自作して模試535問を生成・演習するという生成AI活用の勉強法を試したので、その話も詳しく書いていきます。

これから受験する方や、実務でテストに関わることになった開発者の方の参考になれば幸いです。

JSTQB Foundation Levelとは?

#

JSTQBは、日本におけるソフトウェアテスト技術者の資格認定組織です。国際的な資格認定団体であるISTQBと相互認証しているので、ここで取得した資格は海外でも通用します。

Foundation Level(FL)はその入門レベルにあたる資格で、テストの用語・プロセス・テスト技法といった「ソフトウェアテストの共通言語」が問われます。

試験の概要は下記の通りです。

項目

内容

試験方式

CBT方式(Pearson VUEのテストセンターで受験)

実施時期

通年(予約可能日であればいつでも受験可)

試験時間

60分

問題数

40問(選択式)

受験料

22,000円(税込)

合格ライン

正答率65%(40問中26問)とされています

1つ注意点があります。現在の試験はシラバス2023(V4.0)に準拠しています(2024年11月から適用)。書店には旧シラバス(2018 V3.1)対応の教材もまだ残っているので、購入するときは「シラバス2023対応」の表記を必ず確認してください。

受験のきっかけと勉強期間

#

自分は普段フロントエンド中心の開発者ですが、実務でテストに関わる機会が増えてきました。「テストの知識、雰囲気でやってるな。。」と感じることがあり、一度体系的に整理したくなったのが受験のきっかけです。

自分の場合は、2026年5月中旬に試験を申し込んで、6月末に受験しました。勉強期間は1ヶ月半ほど、仕事と並行しながらのコツコツ型です。

使った教材

#
  • 『徹底攻略 JSTQB Foundation教科書&問題集 シラバス2023対応』(インプレス)
  • JSTQB公式シラバス(無料PDF)
  • 無料アプリ「テス友」(バルテス社提供の問題演習アプリ)
  • Claude Codeで自作した学習プロジェクト(後述します)

「テス友」はJSTQB対策の定番アプリで、スキマ時間の演習にちょうど良いです。無料なのに全問解説付きなのはありがたいですね。

勉強の流れ

#

1. 対策本を一周する(5月)

まずは徹底攻略を一周して、全体像を掴みました。この段階では細部を暗記しようとせず、「どの章に何があるか」が分かればOKという温度感で読み進めました。

2. 問題演習と対策本の往復(6月)

一周したら、あとは問題演習がメインです。間違えた論点は対策本に戻って確認する、という往復を試験までひたすら繰り返しました。JSTQBは「知っているか」よりも「シラバスの言い回しで問われたときに正しく選べるか」の試験なので、インプットより演習量が効きます。

ただ、ここで困ったことがありました。

「テス友も対策本の問題も、2周目になると答えを覚えちゃってるんですよねー。。😅」

新しい問題が欲しい。でも市販の問題集は限られている。ということで、AIに問題を作らせることにしました。

Claude Codeで「作問エンジン」を自作した話 🤖

#

今回の勉強法のメインはこれです。Claude Codeのカスタムスキルとして、JSTQB用の作問エンジンを自作しました。

設計思想: AIは「家庭教師」であって「参考書」ではない

#

AI学習でやりがちなのが、「AIに要約させて読むだけ」「分からない問題をAIに解かせる」という使い方です。これだと自分の頭を通らないので、記憶に残らないんですよね。

なので役割分担を逆にしました。AIが問題を作って採点し、解くのは必ず自分、というルールです。

仕組み

#

ワークフローは下記の通りです。

[AIが模試を作問 (シラバスの学習目標に沿って40問)] ↓ [自分がMarkdownの解答欄に手で記入] ↓ [「結果を反映して」とClaude Codeに依頼] ↓ [自動採点 → 履歴JSONに全問の正誤・論点を記録] ↓ [誤答した論点は、数日以内に"別の問い方"で再出題]

問題はMarkdownファイルとして生成され、各問題の直後に解答記入欄があります。

**問12.** 境界値分析(2値)を適用する場合、... - A) ... - B) ... - C) ... - D) ... > ✍️ あなたの解答:___

ここに解答を書き込んで採点を頼むと、正誤が履歴JSONに記録されます。履歴には問題ごとに「章・論点・テスト技法・難易度」がタグ付けされているので、間違えた論点だけを角度を変えて再出題できます。いわゆる間隔反復(スペースドリピティション)の誤答優先版ですね。

演習量と成果

#

試験直前の約2週間で、こんな感じの演習量になりました。

指標

数値

生成した問題数

535問

解答した問題数

330問

全体正答率

92.7%

章別の正答率も機械集計されるので、弱点がはっきり可視化されます。自分の場合は第4章(テスト分析と設計)が84%と明確に最弱で、直前期はここに時間を全振りしました。

ハマりどころ: AIの作る問題は正解キーが壊れる

#

これは声を大にして言いたいのですが、AIに問題を作らせると正解キーが平気で間違います。実際、あるセットでは40問中7問の正解キーが誤っていました。7問て。。😇

対策として、「問題見出しの正解表記」「解説内の正誤分析」「履歴JSONの正解データ」の3箇所をPythonスクリプトで機械的に突合して、矛盾があれば作問をやり直させる仕組みを入れました。AI作問を試す方は、正解キーの検証だけは自動化することを強くおすすめします。

正直な感想

#

AI模試は演習量を稼ぐ手段としては最高でした。ただ、本番の方が少し難しい印象です。

本番の感触に一番近かったのは、対策本(徹底攻略)の最終章にある模擬問題でした。AI模試で回転数を稼ぎつつ、仕上げの腕試しは対策本の模擬問題でやる、という組み合わせが個人的なおすすめです。

つまずいたポイント

#

① 日本語が回りくどい

#

JSTQBの問題文は翻訳調で、日本語が独特です。「〜でないものはどれか」「最も適切なものはどれか」のような言い回しに加えて、選択肢の文章も回りくどい。

知識があっても文章の読解でミスるので、模試形式の演習で「あの日本語」に慣れておくのは必須だと思います。

② テスト技法の計算・適用問題(第4章)

#

同値分割、境界値分析、デシジョンテーブル、ステートメント/ブランチカバレッジなどの計算・適用問題です。知識問題と違って、手を動かして練習しないと本番で確実に落とします。

自分は同値分割の「無効クラスの数え落とし」を何度も繰り返す慢性的な弱点があり、履歴データで発覚してからは重点的に潰しました。

試験当日

#

正直、想定より難しかったです。

演習では9割取れていたのに、本番は「これ、2択までは絞れるけど。。」という問題が結構ありました。見直しの時間は確保できましたが、手応えとしてはギリギリ感がありましたね。演習で高得点でも油断は禁物です。

合否をネットで確認する方法 ✅

#

ここ、地味に迷ったので書いておきます。

「合格発表っていつ?メール来るの?」

自分の場合、合否のメールは来ませんでした。自分から見に行く必要があります。試験から3〜4日後に、JSTQB認定試験申し込みWebサイトで確認できました。

手順は下記の通りです。

  1. JSTQB認定試験申し込みWebサイトにログインする
  2. メニューの「受験資格情報確認」を開く
  3. 一覧テーブルの左端にある「詳細」をクリックする
  4. ページをスクロールして「受験情報」セクションを見る
  5. 「受験結果」の欄に合否が書かれています

実際の画面はこんな感じです。

「合格」の二文字、何度見ても嬉しいですね☺️ 合格していれば、同じ画面に認定証番号も表示されています。

これから受ける人へのアドバイス

#

① 「対」で語られる用語を確実におさえる

#

JSTQBは、対になる概念の違いを突いてくる問題が非常に多いです。例えば下記のようなペアです。

概念A

概念B

問われ方

テストレベル

テストタイプ

どちらの分類の話か

ステートメントテスト

ブランチテスト

カバレッジの計算・包含関係

確認テスト

リグレッションテスト

「直ったか」vs「他が壊れてないか」

エラー

欠陥・故障

原因と結果の連鎖のどこを指すか

選択肢には「隣の概念の正しい説明文」がしれっと混ざってきます。定義を単体で覚えるのではなく、ペアで対比しながらおさえるのが効きます。

② 日本語のクセに慣れる

#

前述の通り、問題文の日本語は回りくどいです。単語帳的な勉強だけだと本番で面食らうので、模試形式でまとまった量の問題文を読む練習をしておきましょう。

③ 本番は演習より難しい前提で仕上げる

#

演習の正答率はどうしても本番より高く出ます(同じ問題に慣れてしまうため)。合格ラインの65%ぴったりを狙うのではなく、演習で9割前後まで余裕を持って仕上げておくと、本番のギリギリ感にも耐えられると思います。

最後に

#

今回の勉強法をまとめると下記の通りです。

  • 対策本(シラバス2023対応)を一周して全体像を掴む
  • AI作問エンジンで演習量を稼ぎ、誤答論点を追跡して潰す
  • 仕上げは対策本の最終章の模擬問題で本番レベルの腕試し
  • 「対」になる用語と第4章の計算問題を重点対策

次はAdvanced Level(テストアナリスト)にも挑戦してみようと思っています。受験したらまた記事にします!

より良い勉強法があれば教えてください〜

最後まで読んでいただきありがとうございます!

気ままにつぶやいているので、気軽にフォローをお願いします!🥺

GitHub
修正をリクエストする