こんにちは!りょた(@Ryo54388667)といいます(^o^)
今回は、社会派ブロガーの肩書きを持つちきりんさんの著書「自分の意見で生きていこう」を紹介します!
- 何か良い本を探している。
- 次に読みたい本を探している。
- 自分の意見てどうやって持てばいいんだろう。
そのような人の参考になれば幸いです(^^)
0 始めに
まず始めに、僕がこの本を手に取った経緯を話します。
僕は社会人になり、第二新卒の枠を超えた位の年数がたちました。
社会人生活を通して、一番思うことは、「個人の意志というより、組織全体の穏便さを重視する」ことだと感じていました。しかし、一方で、穏便さを重視していくあまり自分の意見が全くなく、思考停止で肯定してしまうようになってしまいました。いわゆる風見鶏状態です。
現在の組織では構わないかもしれませんが、今後「個」の時代にシフトしていく中で、自分の意見が無いというのは、致命的ではないか、と危機感を感じ始めました。そういった経緯で、いい本ないかなと探していた時に、ジャストミートなタイトルの本があったので手に取りました。
読み始めると、目からウロコが落ちる視点がたくさんあり、一気に読んでしまいました。個人的に印象的な部分を、独断と偏見で紹介していきます!
1 そもそも問題を切り分けてますか??
何かの問題に意見を持つとき、それが意見を持てる問題かどうかって考えたことはありますか?僕はこの視点が欠けていました。書籍から引用します。
「いま自分が悩んでいる問題・解きたいと考えている問題」が、「正解のある問題なのか、それとも正解のない問題なのか」を最初に見極めることが、なにより重要だということです。
それがわからないと、調べればよいのか、それとも考える必要があるのか、判断できません。そしてそれを間違えると、「正解のある問題について考え続け、いくら時間をかけても答えが出ない」とか「正解のない問題について調べ続け、いくら時間をかけても答えが見つからない」という落とし穴にはまってしまいます。」
例えば、「どのように微分・積分の計算をするのか?」という問題と「裁判員制度の是非」という問題ではどちらが意見をもてるものでしょうか。
答えは明白で、後者の問題になります。前者は調べればわかる問題です。
僕自身、調べればわかる問題にも意見を持とうとして、「意見がない。。意見がない。。」と悩んでいた気がしました(^^;
始めに、問題を切り分けるという判断を行う必要がありますね!
2 意見かどうかの違いは、ポジションの有無で判断できる
これらの発言のうち意見はどれでしょうか?
A「英語が今後必要かはその人による。」
B「英語は必要だ。今後日本は外貨を稼いでいく必要があるから。」
C「英語が必要と主張している人は何もわかっていない。」
正解はBです。この書籍によるとA、Cは単なる「反応」です。
意見と反応は似て非なるものだと書かれていました。
この書籍では、意見の定義として書かれているのは、
意見とは、ポジションが明確なもの。
今回のクイズで言うと、ポジションとは「英語は今後必要派」「英語は今後不要派」この2つのポジションです。
このポジションが明確ではないものはこの書籍上は意見ではありません。
Cは一見すると不要派のように見えますが、必要派を批難しているだけで、「不要」というポジションを取れていません。
僕自身、意見というものが何のかを言語化できていませんでした。
意見を持つというのは、すなわち自分のポジションを明確にする、ということだと学びました。
もちろん、これ以外の意見の定義はあると思います。ですが、僕の中では最も納得のいく定義でした。今まで意見とは何なのか、言語化できていなかった部分が明確になりました。
これだけでも読んだ価値があったなぁと思っているところです(^^)
3 自分の人生に正解があるという誤解
個人的一番ギクりと思った一文を取り上げます。
「自分はこちらに向かうべきだとずっと思っている。それなのに、誰かに「あなたは間違っていませんよ!」と言われるまで選べない。私はこれを「答え合わせがほしくなる気持ち」と呼んでいます。」
答え合わせが欲しくなる!
ギクって思いました。
「自分がこちらに向かうべき」という考え方自体に、自分の人生の正解があると思い込んでいます。
知らず知らずのうちに、答えがあるものだと信じて、しかも答え合わせまでしたいと思っていました。
そもそも答えなんてないのに笑
むちゃくちゃ心あたりがあります。
書籍では、この「正解があるはずだ」という考え方に、もう少し言及していました。
「このように「人生にも(算数などと同じように)正解がある」と誤解してしまうと、それがなんらかの理由で手に入らない人にとっては、とても「生きづらい」世の中になってしまいます。昨今はひきこもりが問題になることも多いですが、そういった人の中にも「世の中で正解とされている人生を歩めない自分」を責めたり、絶望して外に出られなくなってしまった人が含まれているのではないでしょうか?」
この誤解は非常に危険ですね。
正解がないのに、他人は正解していると思い込み、正解できない自分を責める。前提部分で誤解して、悪循環に陥る。
僕自身、そこまで悪循環に陥ってはいませんでしたが、悩んでいる時期はありました。
「人生に正解はない」
このフレーズ自体は何度も耳にしますが、理解はしていなかったということです。
この本は、知らず知らずのうちに正解を求めていたことを気づかせてくれました。
感謝!感謝!
4 最後に
この書籍には他にも、ビジネスに役立つ意見の持ち方、著者が意見を持つきっかけとなった出来事など面白い部分がたくさんありました。
自分の意見がないと悩んでいる人、ビジネス上で意見を求められる機会のある人、さまざまな人におすすめです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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